Sleeperのブログ

ネットの奥深くに眠るブログ。。。

【雑感】ゆめにっきの世界観

考察とか、そういうの抜きで、長々と雰囲気だけを表現します。

 

ゆめにっきの世界は現実から取り残されたような不思議な世界で、どことなく世界から哀愁が漂っている。「ゆめにっき」が人を懐かしい気持ちにさせるのは、現実に確かにあったはずと思わせるような世界だから。見ているはずのないような光景でも、子供のころに見たような感覚を覚える。なぜそのような感覚を覚えるのか。それは、単純な物体、意思を持つか持たないかも不明な物体の集合でゲーム内の世界が形成されているからだ。子どものころは親、兄弟、ぬいぐるみ、それ以外はよく分からない物体。人を人と認識する以前、世界を世界として受け入れている頃を思い出してしまうのである。

広い。

漠然と広い世界に対しては、自分が小さな人間であることを受け入れざるを得ない。世界への畏怖心を持つこと、それが世界の一員になることなのかもしれない。

だからホラーゲームと呼ばれるのだろう。が、これはあくまで現実の一面を切り取ったもの。現実はホラーと隣り合わせであるのかもしれない。

涼しい空間もあれば、温かい空間もある。その温度差にまで敏感になるのは神経を研ぎ澄ませているから。現実だって怖いはずだ。情報に溢れる世の中とは真逆の、自然のみを受け入れる生き方をすることも人間は出来る。それをすることで再び人は世界への恐怖心を抱くことが出来るのだろうが、それをすることで利があるとは限らない。だからこそ、「ゆめにっき」の中でそれを味わい、違う生き方を知ることが出来れば、それに勝ることは無いのではないか。

 

意味が無いこと、意味を見出さないことに一番の意味があるのではないか。

 

 

【総括】「毎日7リットル」を振り返る

「毎日7リットル」は2020年3月~4月(あと6月以降も若干あるけど)に更新していたブログです。こうやって見るとトータルで1か月分あるか無いかみたいな凄く短命なブログだったようです。

自分は大好きな文章群なのですが、PV数はほぼ0だったので、独りよがりな面白さだったのかな、と今になって思います。自画自賛の嵐。

日付の通りに見ていくと、3月24日の衣替えの記事は割と「分かりやすい」面白さなのではないでしょうか。写真も多いし。肖/像/権とかで訴えられたら詰みそうな記事ですね。訴えられたら謝ります。

3月29日の「しらないとり」は書き終わったときに「名作が出来た!」と思った記憶があるのですが、言うほどではない。バカバカしさが突き抜けてますけど。

4月8日の記事は、人生でつけたタイトルの中で一番面白いと思う。「道の駅つくってゴミ売って金稼ごう」なんて、これ以上下品な惹きつけられるタイトル無いでしょ。タイトルに内容が負けちゃったな、って思った。

4月9日はシリアス回。たまにこんな記事もあるので、緩急激しすぎて風邪ひきます。

4月12日の決勝戦は、面白い。(自画自賛)

6月17日の「朝焼けと共に」は文学性が高い。

しかしそれ以上に6月19日の「桃太郎(動物視点)」は名作。鬱展開だけど。

こんな感じで自画自賛はしてますけど、一般的にはクソブログですので期待しないように。嘘しかついてないブログなんて中々無いですよね。

明日からは通常記事をビシバシ書いていきます!

0802 竹本カーニバル

デン!

デデデン!

デンデン!

デデデデェーーーーーーーーン!!!!!!

 

「竹本カァアアアアアアアアアアアアアアアニバアアアアアアアアアアアル」

 

ついに始まった竹本カーニバル。

竹本君の独壇場、竹本君による竹本君のための竹本君が繰り広げられる、それがまさに竹本カーニバルであります。

おーっと竹本君が入場してきました!!!

チェックのシャツに無難なズボン!

顔も服装も童貞極まりなー―――い!!!

 

キャァアアアアアアアアアアアアア

 

竹本君が投げキッスをした模様です!

今の声は悲鳴かと思われます!

 

おーっとサンバ隊が入場してきました!

竹本君がいる以外は、普通のカーニバルです!

太鼓もいます。

サンバ隊もいます。

陽気なおじさんもいます。

しかし竹本君がいます。

陰気な童貞顔の竹本君は普通ならばカーニバルに参加できません。

カーニバルってそういう人は参加できない仕組みになっているからです。

しかし、この竹本カーニバルは違います。

竹本君は参加できるのです。

よかったな、竹本。

よかったなぁ、竹本ぉ!!!

 

 

そう叫んで僕は竹本カーニバルを後にした。

何ていうかな。

後は竹本君の場所にしてあげたかったんだ。

僕がいたら、そこは身内のどんちゃん騒ぎになる。

だから僕は退く。

家に帰る。

家に帰ってアイス食べながら録画しておいたアメトーークを見る。

残念だけど。

後は頑張れよ。

 

竹本。

 

もっと頑張れよ。

 

もっともっと。

 

 

竹もっと。

 

【Sleeperの追記】ここで「毎日7リットル」の更新は途絶えました。「ブログ閉鎖します」とかいう記事を書こうとも思いましたが、誰も読んでなかったので、突然閉鎖しました。ちなみに、竹本くんなんて友達はいません。

0802 ラッシーを探せ!

ネッシー。ウッシー。ロッシー。アッシー。

色々なUMAがいる中、新しいUMAが見つかった。

 

その名もラッシー。

ラッシー は、インド料理の飲物でダヒーをベースに作られる。 濃さはどろっとしたヨーグルト状のものから、水分の多いさらっとしたものまである。特に名前の違いはなく、作る人や地方、好みによる。

ウィキペディアに書いてある。

 

「ラッシーか」

UMAゼネラルマネジメントクリエイトオンブズマンである7リットルはラッシーに対して興味を示した。

「おい助手、ラッシーがどこにいるか探せ」

「はい」

 

それから10年。

 

未だにラッシーは見つかっていなかった。

「おかしい。ラッシーはどこにいるんだ」

「7リットルさん」

「はい」

「ラッシーは

 

皆の心の中にいますよ」

 

 

助手は殴られた。

 

 

「ばかやろう!

ラッシーは現実にあるんだ!

簡単にないとかいうな!」

「じゃあどこにラッシーいるんですか」

「ついてこい!」

 

 

「この空間なんですか?」

「発射!」

ボシュウウウウン

 

2人が乗ったロケットは太陽系を抜けた。

「どこかにラッシーがいるはずだ」

「7リットル、早く帰ろうよ」

「帰るもんか。ラッシーを見つけるまで、俺は帰らない!!!!」

 

 

2か月後地球に帰った。

 

 

「結局見つかりませんでしたね・・・ラッシー」

「畜生・・・畜生・・・・」

「?」

「ラッシーよ・・・俺を翻弄しやがって・・・」

 

 

ラッシーは今も見つかっていないらしい。

0619 桃太郎(動物視点)

【Sleeper追記】鬱展開注意です。苦手な人はブラウザバックしてください。画像などは一切ないので、そこんところはご安心ください。

 

犬視点

昔むかし、あるところに家族と1匹の犬が住んでいました。

犬は「もっと広い世界を見てみたい」ということで、家出をしました。

 

家から3里離れたところで、桃太郎とかいう少年に出会いました。

彼の目は虚ろでした。

 

「このきび団子、一つあげるよ」

彼がそう言ったので、犬は何の迷いもなく食べました。

 

すると、急に桃太郎が大きな存在に見えてきました。

「一緒に鬼ヶ島に行って鬼を退治しよう」

この人の命令は絶対なんだ、という風に思えてきました。

 

サルやキジとも合流し、小舟に乗り、鬼ヶ島に行きました。

鬼ヶ島には鬼がたくさんいましたが、桃太郎の指示に従えば間違いありませんでした。

無事に鬼を退治し、桃太郎と一緒に凱旋をしました。

 

桃太郎が帰宅したのち、何か憑き物が落ちたように「家に帰らなきゃ」という気持ちになりました。家族が待っています。

そして3里を駆け足で戻り、犬は無事家にたどり着くことができました。

家族は飼い犬が帰ってきて安心しました。

 

そしてそれから犬は家出をすることは無くなり、家族とともに楽しく生活しましたとさ。

めでたしめでたし。

 

サル視点

昔むかし、ある山にサルの群れが生活してました。

その群れに飽き飽きしていたサルが一匹いました。

別のサルがそのサルに話しかけました。

 

「お前、こんな端っこで何やってるんだよ」

「サルに飽き飽きしてるんだよ」

「お前サルだろ」

「見てみろ。サルなんてバカだしブスだし、魅力的な女もいない」

「どれだけお前は人間の女が好きなんだよ」

「大好きさ。ああ、今日も集落に下りて人間の女を観察しようかな」

「勝手にしろ」

 

そう言われたサルは、山を下りて集落にやってきました。

「女いねーかなー」

このサルは、人間の女を見かけてはいやらしいことをする、いわゆるエロ猿でした。

 

しかし、いつまで経っても女が見つかりません。

「さすがに腹減ってきたな、帰るか」

 

そこに、犬を連れた少年がやってきました。

「君、きび団子をあげるから旅のお供になってくれないか」

少年と犬の目は何か変でした。

 

サルは腹が減っていたのできび団子を半分かじりましたが、危険を察知し、残りの半分は食べませんでした。

そう、このきび団子には催眠効果があるのです。

おじいさんとおばあさんは鬼ヶ島の金銀や財宝を確実に得るために、まずは桃太郎を洗脳しました。

そして洗脳した桃太郎に、催眠効果のあるきび団子を与えました。

このきび団子を食べた者は、忠誠心が湧き上がり、桃太郎の命令に絶対に従ってしまうのです。

 

半分だけ食べてしまったサルは、中途半端に催眠にかかってしまいました。

 

「おれやだよ行きたくないよ」

と言いながらも、体は鬼ヶ島へと向かってしまいます。

キジと合流し、小舟に乗って鬼ヶ島に着きました。

 

鬼ヶ島にいた鬼は、ツノが生えている以外は人間そっくりでした。

鬼の中には、女や子どももいました。

サルは女に興奮しましたが、次の瞬間女に噛みついていました。

体が言うことを聞きません。

「やめろ!噛みつきたくない!止めてくれ!!」

しかしサルは女を噛み続けました。

「痛い」

女はそう言って血を流しながら倒れました。

「サル、よくやったぞ!」

桃太郎の声が遠くから聞こえます。

 

ここからの鬼ヶ島での記憶はサルにはありません。

気が付いたら元の山に帰っていました。

そのときにはもう、人間が大嫌いになってしまいました。

 

そしてサルはサルだけで楽しく生活しましたとさ。

めでたしめでたし。

 

キジ視点

昔むかし、鬼ヶ島に鬼たちが楽しく生活していました。

「我ら鬼族は少数民族だ。だから差別され、島に住むようになった。しかし、ここでの生活も悪くない。毎日を楽しく生きることが大事なんだって気づかされたよ」

ある1人の鬼はそう語りました。

しかし、それほど温厚な鬼ばかりではありませんでした。

「どうして人間共に屈しなきゃならないんだ。俺は戦うぞ。いつか鬼族が普通に生活できるようにな」

その鬼は、ときどき人間の村に行って悪さをしていました。そのため、人間と鬼族の関係は段々と悪くなっていきました。

 

鬼ヶ島には鬼だけでなく、様々な動物もいました。

その1つがキジです。

ある男の鬼がキジにこう言いました。

「キジやキジ、人間の村に行って不審な行動をしている者がいないか見回りにいっておくれ。帰ってきたらご褒美にトウモロコシをあげるよ」

そう言われたキジは、さっそく人間の村に行きました。

 

すると何やら不審な恰好をした少年と、犬とサルがいました。

近づくと、少年に

「君も旅のお供にならないか。きび団子をあげるから」

と言われました。

キジは彼らが今から何をするのか気になりました。

それを観察するためにお供になった方がいいのではないか、とキジは考えました。

 

この判断が大きな間違いでした。

 

きび団子を食べた瞬間に、キジは催眠状態に陥ってしまいました。

心も体も支配されたキジは、もう後戻りできませんでした。

 

キジは小舟には乗らず、小舟の前を飛んでいました。

鬼ヶ島の入口の門は閉まっています。

鬼ヶ島は他者の侵入を防ぐために、戸締りを厳重にしているのです。

しかし、キジが「ケーン」と鳴いてしまいます。

鬼ヶ島では、キジがいつでも帰ってこられるように、「ケーン」と鳴いたら門を開ける決まりになっているのです。

門を開けたら、そこにいるのは鬼ヶ島のキジと、よそ者の人間と犬とサル。

 

「乗り込め!」

桃太郎は鬼ヶ島に乗り込みました。

ここから後は惨憺たるものでした。

 

桃太郎たちは、女子供を重点的に殺していきました。

キジは目をつつくことで、多くの鬼を失明させました。

そして、ある男の鬼をつついたときに、なぜだか胸が痛みました。

トウモロコシの香りがキジの体中を駆け巡ります。

 

桃太郎が金銀財宝を得たときには、鬼ヶ島の鬼は殺されたか、失明していました。

ある鬼が言いました。

「俺の愛する人、子どもをどうした、言え、言うんだ」

桃太郎は淡々とした口調で言いました。

「女子供は一人残らず殺しました」

それを聞いた鬼たちは泣きわめきました。

桃太郎の高笑いが鬼ヶ島に響き渡りました。

 

桃太郎が家に帰ったとき、キジの催眠は解けました。

そして全てが鮮明に蘇ってきました。

自分がしてしまったこと。

血まみれの鬼ヶ島の光景。

トウモロコシの香り。

全てがキジを苦しめました。

キジは三日三晩泣きました。

 

三日経ったのち、自分のしたことの責任を取らねばならないと思い、キジは鬼ヶ島に戻りました。

ケーン」と鳴く前に門は開いていました。

すると、キジが思っていた以上に酷い光景が広がっていました。

思い出の場所が血の色に染められています。

知り合いの鬼たちもすっかり冷たくなっています。

呆然として、キジは泣くことさえできませんでした。

生き残った鬼を探しても、全然見つかりません。

 

長い時間探して、ようやく一人の鬼が見つかりました。

人間の村で悪さをしていた鬼です。

その鬼もまた、失明していました。

キジは「ケーン」と鳴きました。

 

「おお、キジか」

 

そしてしばらく間が開いて鬼はこう言いました。

「全て俺の責任だ。

 

俺が悪いんだ。俺は人間が憎くて憎くてたまらなかった。

しかし、だからと言って人間の村で悪さを働くのはあまりに身勝手だった。

俺は間違った道を歩んでしまった。

ただ、俺は普通の生活がしたかっただけなんだ。

言葉じゃ相手にしてもらえないから行動で示しただけなんだ。

そして、そのせいで皆死んだ。

 

どう償えばいい。

なんて謝ればいい。

許されなくていい。

一生嫌ってくれて構わない。

どうすれば、鬼ヶ島の連中は帰ってくるんだ。

 

 

ちなみに、俺以外の鬼は全員死んだ。

女子供は殺された。

男連中は絶望し、自ら命を絶った。

俺は自ら命を絶つことが出来なかった。

自分で勝手に命を絶ったら、女子供に何の顔向けもできないからな。

 

キジ、お前は悪くないからな。

自分を責めないでくれ」

 

キジはその男の言葉に少し救われました。

 

その男とキジは、多くの死体とともに鬼ヶ島に居続けました。

やがて、そのどちらも飢え死にしてしまいました。

 

そして、キジや鬼たちは天国で仲良く暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

0618 もし自分が強力な磁石になってしまったら

朝起きたら強力な磁石になっていた。

さあどうする?

 

「病院に行く」

 

大馬鹿者だよ、あんたは。

馬鹿すぎて頭抱えるわ。

一回病院行った方がいい。

いいか?

病院にいったら、血がたくさんあるし、血には鉄分が含まれてるから全部引き寄せちゃって、血みどろ男爵になっちゃうだろうが。バカチンが。

 

「人生をあきらめる」

 

負け犬が。

3回回ってワンって言いやがれ。

貴様はワンワン以下の人間なんだよ。

ワンワンの方が緑色だしでかいしでお前より勝ってるからな。

ワンワンなめんじゃねぇぞ。

いいか?

人生をあきらめたら、いつか血が出る。

血には鉄分が含まれる。

ほら、血みどろ男爵だよ。

馬鹿じゃないの?

なんでそんなにしてまで血みどろ男爵になりたいの?

てかお前男爵じゃねーし。

 

「銀行に行って、ありとあらゆる金を吸い寄せる」

 

最高だ。

お前はワンワンと同等の人間と言える。

想定外のことが起こった時には、発想の転換が必要なんだ。

病院に行く?

人生を諦める?

そんな考えするやつは総じてバカチンだよ。

たとえ銀行に行ったら、紙幣ばっかりで全然金が吸い寄せられなかったとしても、君の案は最高だ。

良心の呵責に耐えてよく頑張った。

感動した。

 

ていうか強力な磁石になるわけないだろ。

何なんだよ。

朝起きて磁石になってるとか。

しかも強力な。

あるわけないじゃん。